スロープという名の急斜面を登り、ようやくプラネタリウムにたどり着きました。
丘の上でドームがキラキラと輝いています。


ひんやり静かな室内に、あなたの足音が響きます。
開いてはいましたが休館日でしょうか?

館内の黒い影<上映しますからねー。お好きな席どうぞ〜。
楽しんでってくださーい。

「あ、はい…ども…」
突然話しかけられたインターネット民のあなた。
床掃除をする黒い影に微妙な会釈をして、プラネタリウム内に入ります。

実質貸切状態です。


上映前の謎時間です。
1人きりのあなたは良い感じの席を探せます。

投影機が邪魔にならない、全体を見渡せる後方中央地点に座りました。

リクライニングチェア<ふかあ♡

なかなか座り心地の良いリクライニングチェアです。


リクライニングを上げ下げしていると、誰もいないはずの前方に何か…。
まさか、怨霊!?
確認しに行きましょう!


働き詰めのクマが突如、前方の席に現れました。
クマの恐ろしさを知っているあなたは、ゆっくり入り口へと向かいます。
目前に脅威がいる状態において、死んだふり議論は、もはや机上の空論です。
助かった人たちの状況と、あなたの状況は違うのです。


クマが目を覚ましてしまいました。体がぴたりと固まります。
同時に、このクマは会話可能という情報もあなたに入ってきました。


「プラネタリウムです」
クマを前に恐怖を飲み込み、あなたは冷静に答えました。
冷静をかくことが一番の危険ということを、あなたは知っています。


社会あるところに、会社があるのです。

ふっ、とクマの表情が和らいでいきます。
意思の疎通が可能という事実は、クマでも人でも安心するものです。
クマはあなたに深く感謝しました。


安心したクマは、微睡んでいきます。
夢の中は誰にも犯せない安全地帯。
インセプションとかマトリックスとかになると話は違ってきますが
ねのにな村は現地点では安全で大丈夫です。未来はわかりません。


犯せませんよ!


ねのにな村は健全なインターネット村です。
あなたはスヤスヤと眠り続けるクマをそっとして席に戻ります。


貸切じゃなくなっちゃいましたが、プラネタリウムは万物の癒し空間。
心得ているあなたはプラネタリウムを楽しみました。